アトランタ編第三話 -スタジオ編-

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本日はアトランタ偏、エピソード3です。

さて、時を遡くこと数年。2014年の11月。僕が初めてアトランタ、ジャクソンフィールド空港に降りたちその日に1人だけいた知り合いに会いに行きました。その人は以前インターネットを通じて一緒に仕事をした事があっただけなのですが、アトランタに来るなら会おうという事で他に音楽関係者で知り合いは1人もいなかったのですぐに会いにいきました。

その人のスタジオでは今をときめく沢山の有名ヒップホップアーティスト、プロデューサーがレコーディングをしており、その人自体がもっている音楽プロダクションチーム「インクウェル」はアメリカが誇る大物黒人歌手、ジェイミーフォックスの一番新しいアルバム「ハリウッド」のタイトル曲のプロデュースもやっていました。

そのプロダクションチームの人達は朝から晩までずっとスタジオでレコーディングしていて、凄いペースで楽曲制作をしていました。僕も日本では割と仕事の早さには自信があった方なのですが、正直スピードもクオリティもレベルが全く違いました。

ゼロから曲を作り始めて、歌詞付きの歌のデモのミックスが完了しEmailでアーティストに送るまでで4-5時間程度。もちろん僕自身もその程度の時間で作れと言われたら全然作る事は可能ですが、クオリティが凄い。一瞬にして世界トップレベルの曲が作られ、Emailで送られていく先もウィズカリファ、クリスブラウン、ジョン・レジェンドなどなどトップアーティスト。

正直あまりのレベルの違いに最初は何も出来ずただその人達の作業風景を眺めていたのですが、僕もたまに自分がホテルで作った曲などを聴かせたりしてました。作っては聴かせての繰り返し、アドバイスをもらいまた作って、、

そんな日々がしばらく続いたのち、ある時インスタグラムでビートバトルの情報を目にしました。

ビートバトルとは音楽プロデューサーがステージでお互いの曲を1対1でかけあい、クオリティを競う大会。ジャッジは審査員だったり、観客だったりが勝敗を決めます。後に知ったのですが、アトランタはビートバトルが盛んで1ヵ月のうち5-6個は別のビートバトルがあります。
僕が出場したのはこちら。

ニューヨークでは何度か出場した事があったので、コネクション作りも兼ねて出場してみることにしました。

結果、あれよあれよと勝ち抜いて、決勝進出、延長戦の末最終的には優勝してしまいました!

優勝の賞として、Slow Downというヒットソングが有名なR&Bシンガー、Bobby Vとのスタジオセッション、レコーディングを勝ち取りました。

アトランタでの経験は自分の音楽人生の中で重要なターニングポイントになりました。

アトランタに行く前にニューヨークで関わったアーティスト達は、ほとんどが若いこれからのアーティストばかりで、その子達もアメリカの音楽業界の事を解らなかったし僕自身も全然どういう風に業界が動いているかすらちゃんとは解っていませんでした。生まれて初めて自分のジャンルでメンターと呼べる、そして師匠と呼べる人達と出会えて人生が変わりました。その後、ニューヨークに帰って来てからはその経験や知識がついたからか、不思議と幸運にもプロフェッショナルな人達と繋がっていけてまた新しい道が開けました。

僕の居場所はここかもな。

と感じました。

実はこのブログも2016年にhttps://sharehouse.in/というサイトで執筆させて頂いていたものです!

先方にも許可を頂いて自分のブログとして再度公開させて頂きました!

お楽しみに。つづく

じゃ、そういうことで。

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